ホスピスと緩和医療は同じではない。質が全くちがいます
病院と看板があがっているのは、病気を治療する事が目的です。
ある病院で末期癌と診断されて治療をあきらめた父なのですが、どの程度の進行状態なのか?癌センターへ行きました。
すると「あっさり、後は本人の好きにさせてあげてください。」とドクターは言いました。メンタル面では冷たいものです。
もちろん、私達も治療を目的としておりませんでしたの、後は「安からに、苦しませる事無く逝かせてあげたい」のが希望でした。
父本人にも告知してあります。もう、年齢が年齢ですので・・という事はどこの病院でも言われました。家族も承知しております。
もちろん、本人も・・。ですが、仮にも癌専門として有名なセンターなら、治療はせずとも緩和医療の紹介状をくれてもいいのでは?
と疑問に思ったものです。素人の私達には何のコネクションもありません。
こちらから、ホスピスの事を質問したにも関わらず、あっさり「あそこも、入院のベッドが足りませんしね。」と言います。
このままでは、痛み苦しむ父の姿が想像できるだけです。次に近くの病院へ行きました。
そこは大病院ではありませんでしたが、親切に相談にのって下さいました。私達は有名なホスピスを希望したのです。
その願いは叶いました。道づけができたのです。紹介状を頂く事ができたのです。この違いは何なのでしょうか?
あっちで軽くあしらわれ、近くの病院では親切に紹介状を頂けて・・。まったくシステムが理解できません。
要するにドクターの気持ち一つって事になるのではないかと疑いたくなります。有名なホスピスで薬のコントロールをしてきました。
それは親切で、心温まる対応でした。もちろん、父が完治することのない事をご存じですよ。
父が2週間落ち込まないか?絶えず気をつけて下さいました。感謝しています。
患者さんの身の上話から、世間話を聞いてあげたり、死が近づいているにもかかわらず、希望をくれるます。
死への恐れを取り除いてくれるのです。しかも、ドクターがいない事などありません。
担当医はいない時がありますが、キチンと連携は取れていました。薬の種類も研究に研究を重ねている努力がみ受けられました。
しかし、父の恐怖心は段々膨らんで、近くの病院の緩和病棟へ入院すると言い出したのです。
薬は、ホスピスの薬を投与されていましたので、精神的には正常で痛みも感じず入院生活を送れました。ホスピスのお陰です。
私達が毎日、お見舞いに行ける場所にある病院なので父としては淋しくありません。そうなるとホスピスを手放したくなったのです。
「ここで最期を迎える」と言う意思確認をした後、ホスピスから解放された状態です。
さて、こうなると、緩和病棟のこの病院としては、次々に薬を変え始めました。その度に副作用が出る父でした。急変し出しました。
一気にボケの症状が出始めました。自身を喪失した父なので、今度は「抗鬱剤」を投与したと思われます。
父は鬱ではありません。私が想像していた通り「吐き気」をもよおしました。相談もなく投与されるのが納得いきません。
この辺りがホスピスとの違いといえるでしょう。自分で決断したとは言え、まだまだ、緩和医療としては力不足だと思います。
ホスピスは患者を人間らしく扱ってくれます。そこに大きな違いがあると思います。